婚活をしていると、ときどきこんな言葉を目にします。
「最高のご縁」
「運命の人」
「理想の結婚」
「ベストパートナー」
「BEST MARRIAGE」
もちろん、素敵な言葉です。
せっかく結婚するのなら、「この人こそ最高の人!」と思える相手と結ばれたい。
そう思うのは、とても自然なことだと思います。
でも私は最近、ふと思うのです。
結婚って、本当に「BEST」でなくちゃいけないのかな?
むしろ、
「お互いにBETTERでいいんじゃない?」
と思うのです。
「Better Wife」という言葉があります。
直訳すれば、「より良い妻」。
ここで大切なのは、「完璧な妻」ではないということ。
BEST WIFEではありません。
BETTER WIFEです。
昨日より少し相手を理解できる妻。
以前より少し上手に「ありがとう」と言える妻。
ケンカしたときに、昔より少し早く仲直りできる妻。
そしてもちろん、これは妻だけの話ではありません。
夫だって同じです。
Better Husband。
Better Partner。
つまり、
「最高の人間である必要はないけれど、二人でいることで少しずつ良い夫婦になっていく」
それで十分なんじゃないかな、と私は思います💛
世の中には、「2番ではダメ」な世界があります💦
性能を競う世界。
スピードを競う世界。
技術を競う世界。
ITの世界などは、ほんのわずかな差が大きな結果につながることもあります。
「まあ、そこそこ良ければいいよね」
では済まないこともあるでしょう。
でも、結婚生活って競技ではありません。
誰かと順位を争っているわけでもありません。
夫婦ランキング全国1位を目指す必要もありません(笑)
「私たちが世界で一番幸せな夫婦です!!」
なんて証明する必要もない。
隣の夫婦より仲良しじゃなくてもいい。
SNSで見る夫婦より旅行に行っていなくてもいい。
誰かの旦那さんより年収が低くてもいい。
誰かの奥さんより料理が上手じゃなくてもいい。
二人が、
「まあ、この人で良かったな💛」
と思えている。
それって、とても幸せな結婚だと思うのです。
婚活では、とにかく「BEST」を探したくなります。
もっと年収の高い人がいるかもしれない。
もっと美人な人がいるかもしれない。
もっと若い人。
もっと話の合う人。
もっと優しい人。
もっと条件の良い人。
検索すれば、次々に人が出てくる婚活サービスでは、特にそうなりやすい。
今目の前にいる人より、
「もっといい人がいるかもしれない」
と思ってしまうんですね。
でも、この「もっと」は結構怖いのです😿
なぜなら、人間には必ず欠点があるから。
年収が高いけれど仕事が忙しい人。
優しいけれど決断が遅い人。
面白いけれど少し雑な人。
真面目だけれど融通が利かない人。
家族思いだけれど少し頑固な人。
完璧に全部を持っている人なんて、ほとんどいません。
そして仮にいたとしても、
その人があなたを選ぶかどうかは、また別のお話です(笑)
婚活って、商品選びではありません。
条件表を上から順番に比較して、
「こちらの商品が総合得点92点なので購入します」
とはいかない。
相手にも心があります。
人生があります。
好みがあります。
事情があります。
そして、結婚した後には「生活」が始まります。
ここが婚活と結婚の大きな違いです。
婚活では、
「この人は私に何を与えてくれる人だろう?」
と考えがちです。
でも結婚生活では、
「この人と、どうやって暮らしていこう?」
になります。
だから私は、結婚相手に必要なのは、
「最初からBESTな人」
ではなく、
「一緒にBETTERになれる人」
なんじゃないかと思っています。
例えば、100点満点で90点の人と結婚したとしても、
お互いに相手への不満ばかり探していれば、
その結婚はどんどん苦しくなります。
逆に、
最初は70点くらいだったとしても(笑)
二人で話し合い、
失敗して、
謝って、
笑って、
相手の好きなものを覚えて、
相手の嫌がることを少しずつやめて、
「この人にはこうした方がいいんだな」
と学んでいく。
70点が72点になり、
75点になり、
気づいたら、
「なんだかんだ、この人がいいな」
になっている。
私は、結婚ってそんなものじゃないかなと思っています(´꒳`)
そして面白いのは、
長く一緒にいる夫婦ほど、相手を「最高の人!」なんて言わないことです。
「もう本当にしょうがない人でさ」
なんて笑いながら、
相手の好きなお菓子をちゃんと買って帰ったりする。
「うちの妻、細かいんだよ」
なんて言いながら、
妻が寒がるから先に暖房をつけておいたりする。
言葉だけ聞いたら全然BESTじゃない(笑)
でも、その人の生活の中には、ちゃんと相手が組み込まれています。
それって、ものすごく深い愛情だと思うのです。
「完璧だから愛する」のではなく、
「完璧じゃないところまで知って、それでも一緒にいる」。
結婚の愛情は、こちらのほうがずっと強いのかもしれません。
だから婚活中の方には、
「この人はBESTか?」
だけで判断しないでほしいなと思います。
それよりも、
この人とは話し合えるかな?
私が困ったとき、向き合ってくれるかな?
私もこの人が困ったとき、助けたいと思えるかな?
一緒に笑えるかな?
嫌なことを伝えたとき、少しでも変わろうとしてくれるかな?
そして自分自身も、この人のためなら少しくらい変わってもいいと思えるかな?
そんなことを見てほしい。
「もっといい人」を永遠に探していたら、婚活は終わりません。
BESTには終わりがないからです。
もっと上。
もっと上。
さらにもっと上。
探そうと思えば、いつまでも探せてしまいます。
でもBETTERには、「二人」があります。
昨日より今日。
今日より明日。
完璧じゃない二人が、
ちょっとずつ相手を知り、
ちょっとずつ譲り、
ちょっとずつ笑えるようになる。
それでいい。
むしろ私は、それがいいと思います。
「あなたより条件のいい人は、世界のどこかにいるかもしれない。」
たぶん、います(笑)
でも、
「あなたと一緒に、より良い人生をつくっていける人」
となると、話は別です。
人は条件だけでは測れません。
結婚も点数では測れません。
そしてご縁は、ランキングではありません。
最高のご縁とは、
「世界で一番条件のいい相手を見つけること」
ではなく、
出会った二人が、
「あのとき、この人を選んで良かったね」
と言える関係をつくっていくことなのかもしれません。
BESTじゃなくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。
お互いが少しずつ、
BETTER WIFEに。
BETTER HUSBANDに。
BETTER PARTNERになっていけばいい。
結婚って、「最高の人を探す旅」というより、
選んだ人と「より良い二人になっていく旅」なのかもしれませんね。
そして何十年か経ったとき、
「BESTを選んだつもりはなかったんだけどねぇ」
なんて笑いながら、
結局その人が、
自分にとってのBESTになっていた。
そんな結婚が、一番素敵なんじゃないでしょうか☺♪

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